【温泉旅行】栃木県「塩原温泉 渓雲閣」はある意味気になる温泉宿

塩原温泉 渓雲閣
栃木県の塩原温泉にある渓雲閣。こちらはたぬきとたくさん出会える温泉宿です。お願いすれば送迎もしてくれます。肝心な宿ですが、総合評価を見れば分かる通り、非常に残念な評価となりました。残念な部分があるということはもっと良くなる余地があるということ。あと数年してみてまた行ってみても良いかも。

2017年12月に栃木県にある塩原温泉の渓雲閣へ行ってきました。何やら「たぬき」が関係している宿だとか。栃木の塩原は過去に訪れたことはありますが、渓雲閣は初めて。どんな宿なのか楽しみです。

この温泉宿へのアクセス方法 東京駅から東北新幹線に乗車し、那須塩原駅で下車(約1時間10分)。那須塩原駅でバスに乗り換え、塩原温泉バスターミナルで下車(約1時間10分)。そこから無料の送迎がありますので、今回はその送迎を利用して宿へ移動します。時間がわからない場合などはタクシーでも10分程度で宿に行くことができます。

那須塩原駅へは新幹線で移動


上野駅から新幹線に乗って那須塩原駅へ向かいます。


私は基本的にお昼前からお昼真っ只中に新幹線に乗るので、お弁当は欠かせません。お弁当は全国の有名な駅弁も良いのですが、値段もお手頃でおかずの量が多い亀戸升本のお弁当を積極的に選んでいます。おかずでかなりビールが進みます。

那須塩原駅に到着


那須塩原駅に到着しました。曇りがちですが、そこまで寒くなく良い感じ。


那須塩原駅は色々なオブジェが置いてあります。


せっかく色々置いてあるのにその横に喫煙所があり、タバコのニオイがしたのですぐにその場を離れることに。残念な配置です。


バス内で「塩原渓谷フリーきっぷ」を購入。2050円で購入でき、購入日を含めて2日間塩原温泉と千本松の間を何度でも乗り降り可能です。これを使って移動します。バスには「塩原温泉バスターミナル」まで乗り、そこから送迎をお願いしてあります。

今回の宿 塩原温泉 渓雲閣ではたぬきがお出迎え

塩原温泉バスターミナルへはバスに乗って1時間ほどです。バスを降りるとそこには既に送迎の車が待機していました。車体に宿の名前などが書いていなかったので、運転手の方から声をかけてもらうまでわかりませんでした。これは残念ポイントです。何か目印があればそのまま待機してもらっていても構いませんが、まったくわからないのはいただけないです。


さて、送迎してもらって宿の前に到着。宿の前では早速たぬきがお出迎えしてくれます。


中に入ってもたぬき。たぬき好きにはたまらない宿なのではないでしょうか。しかし、改めて見てみるとかなりの数、そしてかなりの種類のたぬきがいるんですね。よくこれだけ集められたなぁという感想。


フロントの横には自由にくつろげるロビーも。ここではWiFiを無料で使うことができます。客室内にはWiFiの電波が届かなかったので注意が必要です。

渓雲閣のお部屋、少し変わっています


渓雲閣のお部屋、案内されてみてびっくりしたのは、その部屋の構造です。入ってすぐに洗面台などがあるのは他と変わらないのですが、普段くつろぐ畳の部分よりも手前に椅子やテーブルのセットが用意されていて、基本的にはそこに座ってゆっくりするみたいです。これ、手前ではなくて奥側にあると良かったのですが・・・。


洗面台の他に流しもあります。これ、別に構わないのですが清潔感が微妙。流しの右端にはよくわからない透明のポットが。


洗面台の方は2名での宿泊もかかわらず、コップが1つしかなかったり、うまく壁とくっついていないのか、ガムテープのようなもので隙間が塞がれていたりと、おかしな点がいくつもあります。準備の出来ていない部屋に通されたのかな?と思うくらいでしたが、何事もなく館内の説明などをして去っていく中居さん。うーん・・・?


お手玉が用意されていたのですが、久々に見て懐かしくなりました。たまにはこういう遊びも良いのではないでしょうか。

温泉は硫黄のにおいが特徴的

渓雲閣は硫黄泉で源泉かけ流しです。なので思う存分硫黄のにおいを堪能することができます。大浴場には温泉に浸かりながら読むことのできる防水の冊子が用意されています。貸し切ることもできるんだそうです。貸し切るにしては結構広いので、家族で使うと良いのではないでしょうか。

貸切風呂は露天になります。誰も使っていなければ好きな時間に入ることができます。こちらも源泉かけ流しです。大浴場、露天風呂ともに24時間好きな時間に入ることができます。私が行った際は2つある露天のうち、片方が埋まっている状態でした。でも時間をずらして両方入れたので満足です。



源泉:なかの湯(共同噴気泉)
泉質:単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)
pH:2.9
色:無職
におい:強硫化水素臭
主な効能:糖尿病、高血圧、水虫、リウマチ、運動障害等

渓雲閣の夕食は肉も魚も楽しめる


渓雲閣の夕食では焼き肉、お刺身と両方楽しむことができます。中央に置かれているお肉に目が行きます。


栃木ということで、湯葉も登場。肉と魚の両方を楽しむことができるのは良いのですが、メインが何かと聞かれたら「うーん」となってしまうかもしれません。


ただ、黒毛和牛を自分で焼いて食べるのはやはり良いものですし、ボリュームも十分です。特に「これがメインだ!」と主張していないだけかもしれません。普段食べているご飯とは違った、特徴的な食事が良いという人には向かないかもしれません。


揚げ出しも出てきます。味がしっかりとしていて美味しかったです。実はこれ、大根なんです。大根の唐揚げが好きなので、食感も相まってより一層美味しく感じました。


夕食後、ロビーに立ち寄ってみました。そこには「他抜き文庫」という本棚。ロビーだけではなく各部屋に持っていって読んでも良いそうです。ただ、ご覧の通り雑然としていて整理されていないので手に取る気は起きませんでした。

渓雲閣の朝食は豪華ではないが満たしてくれるラインナップ


朝食を摂る前に外を眺めてみると、綺麗な雪景色。雪は降っていないので綺麗に景色を楽しめました。


さて、朝食です。品数は十分。小さいですが鮭に、温泉卵までついているのもグッド。渓雲閣の朝食は決して豪華ではありませんが、お腹を満たすには十分。ただ夕食と同じで思い出に残るような献立ではないのが残念です。どうしても他と比べてしまうのですが、やはりその地域のものなどをグイグイ推してくるくらいのほうが楽しめます。


ちなみに、せっかくのお味噌汁はぬるくて美味しくなかったです。おしぼりもなかったので驚きました。


ロビーではコーヒーが無料で飲めます
朝食後はロビーでコーヒーを無料で飲むことができます。各部屋への持ち帰りは禁止。かなり小さいカップに温かいコーヒーが入ったポットから注ぐタイプ。正直これを飲むのは少し不安です。

渓雲閣とお別れして駅までの道中で昼食探し


朝食後渓雲閣を後にし、昼食を食べる場所を探します。渓雲閣に向かうバスの中で見ていたら、千本松の辺りが良さそうだなと思い、そこで下車。千本松牧場で昼食を食べられる場所を探そうとすると、ジンギスカンを食べられる建物の中に団体客が入っていくのが見えたので、それを避けるように移動し、丁度逆側にあるお蕎麦屋さん「そば処 もみじ亭」に入ることにしました。


今回の注文は鴨汁そば。季節限定メニューということで、頼んでみました。何やら紅茶鴨という鴨を使用しているようです。汁がなくなり次第終了ということでしたが、注文することができました。


ついでにタコの唐揚げも注文。ビールと一緒に食べようと思ったのですが、揚げ物ということで提供が思っていたより遅かったです。注文する時に先にタコの唐揚げを出してもらえるか聞いてみればよかったです。自分が悪いので仕方ないですね。勉強になりました。


鴨汁ですが、焼きネギと鴨、ゆずの皮が入っていました。やはり味は結構濃い目ですが、美味しい。鴨は燻製っぽくなっていたような記憶があります。普段食べる鴨汁はこういったタイプではないので、普段とは違う鴨汁を食べることができて満足。タコの唐揚げもアツアツで美味しかったです。

塩原温泉 渓雲閣 個人的総合評価

上では細かいことは書いていませんが、別の意味で気になる宿でした。その気持ちは分からなくないですが、館内への飲食物持ち込み禁止の張り紙が脱衣所にまであるのはさすがにやりすぎかなと思いました。また、部屋までの案内の際もかなり早口で矢継ぎ早に説明されるので、理解できず部屋に用意してある案内を見て理解しました。

大浴場では、足ふきマットのようなマットがびしょびしょに濡れていて踏むのも嫌でした。客室内では洗面台が汚れがかなり目立ち、こちらも触りたくなかったです。大浴場のマット以外、そしてここに書ききれていない、本当にお客さんが過ごす場所を提供しているの?と思えるような箇所があり、全て写真に残してあります。この第一印象だけで、もう行きたくないと思ってしまいました。

良いところよりも気になるところがあまりにも多かったため、かなり辛口になりましたが、こうだったら使う人はどう思うかな、と一度初心に戻って再スタートしてもらいたい宿でした。

交通の便:★★☆☆☆
宿の清潔さ:★☆☆☆☆
脱衣所の清潔さ:★☆☆☆☆
大浴場の清潔さ:★★☆☆☆
温泉:★★★☆☆
ご飯:★★☆☆☆

総合:★★☆☆☆(11/30)

このエントリーをはてなブックマークに追加
シェアしていただけると嬉しいです

この温泉宿へを予約する
塩原温泉 渓雲閣
栃木県の塩原温泉にある渓雲閣。こちらはたぬきとたくさん出会える温泉宿です。お願いすれば送迎もしてくれます。肝心な宿ですが、総合評価を見れば分かる通り、非常に残念な評価となりました。残念な部分があるということはもっと良くなる余地があるということ。あと数年してみてまた行ってみても良いかも。
狩矢隆夫 この記事を書いた人:狩矢隆夫
家庭用ゲームが大好きでしたが、完全に熱が冷め、趣味といえば散歩と2時間ドラマくらいに。旅行が好きで、路線図と時刻表を見ながら妄想旅行をすることも。スマホとブラウザで気軽にできるゲームでは遊んでいます。そしてTDR好き。
運営者情報 | プライバシーポリシー
© SLOPOND