ケノンといえば現在日本で最も有名で最も売れている家庭用脱毛器です。
ヒゲ脱毛には効果がないという口コミも混在していて正直買うか迷っている男性は多いと思います。私も半信半疑で購入し使ったところヒゲ脱毛にはまったく効果なし。脚や腕は効果あり。
髭だけ効果がない理由は、髭が皮膚の中に埋まっている部分が他の体毛より長いからということに気づき、「一度髭を抜いてからケノンを使う」を試したところ劇的な脱毛効果を体感したので、ケノンを使って剛毛で青ひげの人でも脱毛効果を実感できる理由と手順をシェアします。
ケノンでヒゲ脱毛効果が実感できなかった状況まとめ
- ケノンを購入してヒゲ脱毛開始、最初から最高レベル10で照射
- 週に1回脱毛してもガンガン生えてきて抜ける様子なし
- 同じ場所に連続で照射する「重ね打ち」で3回照射するも効果なし
- 毎日ケノンを照射、「重ね打ち」しても効果なし
- ストロングカートリッジを購入し重ね打ちするも効果なし
- ストロングカートリッジの寿命「1万回」照射して効果なし
「ヒゲ脱毛にケノンはほとんど役立たず」という口コミの通りになりました。
医療脱毛でさえ激烈な痛みに耐えてでも脱毛効果をなかなか実感できないので、出力が弱いフラッシュ脱毛、しかも低出力に抑えられた家庭用脱毛器のケノンではヒゲ脱毛に効果がないのは仕方ないと諦める方は少なくないと思います。
しかしケノン自体にはしっかりと毛根までフラッシュが届いて脱毛効果があることを、自分の体毛で実感したんです。
髭脱毛には効果がなかったが、体毛には効果てきめんだった状況まとめ
髭脱毛目的でケノンを買ったものの、試しにスーパープレミアムカートリッジで脚の脱毛をしてみたんです。
すると医療脱毛と同じように脱毛後1週間くらいすると毛がスルスルと抜け落ちていく。この現象は明らかにケノンが毛根にダメージを与えた証拠であると確信しました。
それから脚、腕、胴体とケノンを使って脱毛をしてどこもスルスルと抜け落ちていき、10回程度の脱毛でその後ほとんど生えてこなくなりました。
ケノン自体には脱毛効果がある仕組みで作られていることは間違いなさそう。でも髭だけは効果は1ミリも感じられなかった。
その理由は髭の構造が体毛とは違ったからと気づきました。これに気づけたことでケノンでもヒゲ脱毛の効果が得られるのでは?という希望が見えてきました。
ケノンで髭が減らない理由は髭が特殊な構造だから
髭は皮膚の奥の奥から生えている
髭は皮膚の中に5mmほど深く埋まっています。一度髭を抜いてみてください。皮膚表面に出ている部分はごく一部で、抜いてみると埋まっていた長い髭が出てくるはずです。
ケノンのフラッシュが毛根に届くまでに5mmほど置くまでフラッシュを届けて上げる必要があります。
通常のムダ毛と髭の毛根の位置の違い
脚や腕など普通のムダ毛の毛根は皮膚から1mm程度の位置にあります。
一方で髭はその5倍、5mmほど深い位置に毛根があります。
ケノンで脚や腕の脱毛には即効を実感できる効果があったのはケノンの光が容易に1mm下の毛根に届いていたからです。逆に髭脱毛を毎日重ね打ちしても効果がなかったのは5mm奥にまで光が届かなかったからです。
髭は密集し大量に生えており、光が密集した髭に吸収されて毛根までは届かない
髭は脚や腕と違い、密集して大量に生えています。そのため、5mm下まで光が届くのも大変なのに、5mmの深さに何本も髭が埋まっているため、そこの髭に光が吸収されて毛根にまで光は届きません。
これが何度脱毛しても効果がなかった原因です。
青ひげの剛毛であればあるほど、ケノンの脱毛効果は実感できない
ひげわ剃っても青々している青ひげ。これは肌の下5mmに埋まっているひげが皮膚から透けて見えているからです。そしてひげは大量に密集しているため特に青々しく見えます。
皮膚の深く奥に毛根があれば、当然ケノンの光は青ひげに吸収されて最深部の毛根までは届きません。ひげが濃ければ濃いほどケノンの光は届かなくなり、脱毛効果は得られません。
逆に言えば、髭剃りをすれば青ひげ状態にならない人はひげの太さが細いか、皮膚の浅い部分に毛根があるので髭を剃ってケノンを当てればもしかすると脱毛効果が得られるかもしれません。が、ケノンでヒゲ脱毛したいと思っている方の多くがヒゲが多くて濃いからでしょうから、ほとんどの人がケノンが効かない青ひげでしょう。
濃い青ひげの場合は、一度毛抜で抜いてからケノンを使います。これで私は脱毛効果が劇的に得られました。
髭は一度抜く、そしてケノンを使うと劇的にヒゲ脱毛効果が実感できる理由
脱毛業界では脱毛前に抜いては駄目とされているが・・・
レーザー脱毛において、「髭は抜いてしまうとレーザーに反応しなくなるから駄目」というのが定説です。しかし私は髭を抜いてからケノンを使うことで、ケノンの光がしっかり毛根に届き、結果的に脱毛効果を実感しています。
それはなぜか。
髭を抜いても毛母細胞の細胞分裂は継続して髭を生成している
仮説ですが、髭を抜いたあと肌の奥では通常通り毛母細胞の細胞分裂が行われていて、髭が物理的に抜き去られた瞬間から髭が生成され始めます。髭の元のようなものはすぐさま生成されメラニン色素が生成されていると考えています。
ここに向けてケノンの光を照射していきます。
これまで生えていた髭、肌に埋まっていた5mmの髭がケノンの光を遮っていた
普段なら5mmほどの長さで埋まっていた髭にケノンの光は阻まれていました。
何百回、何千回とケノンを打ち込んでも、レベル10で打っても、何度重ね打ちしても・・・ターゲットとなる毛根に光が届く前に5mmの埋まった髭に光が吸収されていたのです。
しかし髭を抜いてしまえば、皮膚の中に光を遮る黒色メラニン物はありません。
結果、ケノンでも毛根まで光が届き、髭の脱毛効果が得られる、ということです。
髭を抜いたあとケノンを使って脱毛する手順
- 髭を毛抜で抜く
- 翌日にケノンをレベル10で照射
- 私は同じ箇所に重ね打ちしています
- 翌日もまた同じようにケノンをレベル10で照射
- 様子を見る
- 抜き漏れていた髭を抜いてまたケノンを照射
髭を抜いたその瞬間はさすがに髭の素材ケラチンが生成されていないと思い、翌日にケノンを照射しています。
ちなみに髭をしっかり深剃りしたとしても翌日には1mmほど伸びていますよね。この髭の尋常じゃない成長を加味して毛根で髭の元が生成されたと仮定したタイムラグが「脱毛した翌日」というわけです。
またさらに翌日もケノンを照射するのは同じく髭生成のタイムラグを見越してです。脱毛翌日では毛根にメラニンが十分に生成されていない可能性もありますから。
医療脱毛やエステ脱毛では、ピンポイントで「この日」とか「その翌日」と脱毛予約できないのが難点ですが、ケノンなら自由です。ここがケノンの強みです。
髭を抜き去ったあと、細い髭など初日に抜き漏れているものもあるので、それを抜き、またケノンを照射してください。
このようにある程度タイムラグをもってケノンを照射することで毛根でメラニンが生成された超初期段階でケノンを照射でき、しかも光は遮られず毛根まで届くので脱毛効果があると考えています。
毛抜とヒゲ脱毛の頻度
通院タイプではないため、毛周期の関係で新たに生えてくる髭が出てきたら週末にまとめて抜いて、またケノンを使う、という感じです。
毛周期の違う髭は一気に生え揃うことはなくまばらに生えてくるので、数週間放置してまとめて抜いてケノン照射、というスパンでも良いと思います。
どれくらいでヒゲ脱毛効果を実感できるか
髭を抜いてケノンを使った1回目から脱毛効果を実感します。多くの毛根にケノンの光が作用していると考えられます。
抜いた髭とは別の毛周期で生えてくる髭があるので、それらを抜いたらまたケノンを照射して・・・を繰り返していくことでほとんど髭が生えてこないことを実感するはずです。
医療レーザーやエステとは違い、回数をきっちり分けて脱毛せず、毛周期が違う生えてきた髭があれば週末にまとめて抜いてケノンを照射する「都度脱毛」に近いのではっきりと回数はわかりませんが、明らかに無毛になるのは早いと感じました。
理由は埋まっている5mmの髭に光が一切遮られないからだと思います。
医療レーザーでも多くのレーザーが5mmの埋まっている髭に吸収されてします、毛根までしっかり届いているのはどれくらいなのか微妙に感じています。もしくはそれを通り越してまで届くということは皮膚深度5mmに痛みが発生するということで、激痛なのは間違いありません。
ヒゲ脱毛にストロングカートリッジは不要
髭を抜いてから脱毛する場合、別売りのストロングカートリッジは不要でした。最初からついていてスーパープレミアムカートリッジを重ね打ちして普通に脱毛できました。
不安な人は不安解消代金としてストロングカートリッジを購入するのもありですが、個人的には無意味な出費と考えます。
ケノンを買って、髭を抜いたら毎日ケノンを照射してツルすべ肌をゲットした
医療レーザー脱毛ですらしぶとくて20回通ってもツルツルにならないとまで言われているヒゲ脱毛ですが、髭を抜いてからケノンを照射するだけでヒゲ脱毛効果を如実に実感しています。
「家庭用脱毛器でヒゲ脱毛なんて無理」と思っていましたが、そんなことはありませんでした。医療レーザーよりもあきらかに安く、しかも効果を実感できたので大満足です。
若い頃の髭はまだ見れますが、年を食った青ひげは清潔感を劇的に下げます。30代以降は髭を脱毛しておくだけで若返って見えるし、若さ第一主義の日本で生活する上ではヒゲ脱毛はマストになると思います。
ケノンのヒゲ脱毛でよくある疑問
毎日ケノンでヒゲ脱毛したほうが良いか?
毛抜で抜いた後1週間くらいの間なら毎日ケノンを打つ意味はあると思います。毛根が死滅していない場合は日々ヒゲが成長して伸びてくるので、死滅しそこねた毛根に毎日ケノンの光を打ち込んでやると考えてOKです。とは言え、基本的に皮膚の下にヒゲがない状態であればケノンの光は1cm近く深くに埋まっている毛根まで届いていることがほとんどだと思います。
青髭にもケノンの効果があるか
毛抜で抜いてからケノンを使わない限りまず効果はないと実感しています。そもそも直進性の高いレーザーですら1cm近く深い位置にある毛根に100%レーザーが届かないわけですから、家庭用脱毛器のケノンで、しかも光が広く拡散してしまう光脱毛の場合、青髭に効果はほぼありません。毛根に光が届かないからです。しかし、髭を抜けば光を吸収する余計なメラニン色素がなくなり、毛根で生成され始めたメラニン色素にだけケノンの光が当たるので、自分で実際に効果を実感しています。青髭ならブチブチ抜いて、翌日からケノンを撃ちまくりましよう。
ヒゲ脱毛にストロングカートリッジは必要か
私は髭を抜かずにストロングカートリッジを使用し、まったく効果が出ない状態まで打ち続けて寿命が来てしまいました。青髭の場合はストロングカートリッジでも太刀打ちできません。髭を抜いた後、普通のカートリッジで髭脱毛をして効果があったのでムタにすをと買う必要はないと考えます。ただし、「せっかく痛い思いをして髭を抜いたんだから確実性を高めたい」という方はストロングカートリッジを使うのもありかもしれません。ここは自分が納得して脱毛できるかどうかだけだと思います。
ケノンの照射レベルは?
ヒゲ脱毛に限らず、ケノンの照射レベルは最高出力の10以外はあり得ません。出力を抑えて無駄撃ちになっては本末転倒です。保冷剤で冷やせば痛みはゼロ。毛が少なくなった後だと保冷剤も不要なくらい痛みはなくなります。レベル10でガンガン照射してください。
髭を抜いてからのケノン照射も重ね打ちすべき?
髭を抜いた後の照射も重ね打ちすべきでしょう。光脱毛の光は直進性がなく拡散してしまうので、毛根まで確実に光のダメージを与えるなら重ね打ちを数回しても良いと思います。私は保冷剤を当てて冷やしたら、肌にケノンを押し当てたまま3回は同じ場所に重ね打ちしました。

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